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February 19, 2005

一周忌を終えて

叔父の一周忌に行って来ました。
一周忌の時の様子や、その時に聞いた話などを少し書いてみようと思います。
(本当は帰ってからすぐに書いて掲載しようとしたのですが、疲れも有りいつの間にか寝込んでしまっていたので日付の変わったこんな時間になってしまっています。)

法要の後に叔父の娘婿および現在親族代表としてマスコミ、警察対応窓口となっている方から現在の状況について説明が有り、その場で、「今までは警察の捜査に期待し、また当初のマスコミの対応に問題が有ったこともあり、一部の誠意有る取材方法をとったマスコミのインタビューに答える程度しかしてこなかったが、今後は皆さんの自由にしてください」との話しが有りました。
そこで、それを受ける形で、今までここに書くのを控えていたことも含め、これまでの情報、私の意見をここに書ける範囲で掲載します。

「画像公開について」
・今回公開された画像については、可能な限りの画像処理を行ったがあれ以上鮮明にすることは出来なかったという説明が有ったようです。
・公開がこの時期になった件については、色々難しい判断が有ったと思います。でも私としては「何故もっと早く、せめて事件後一週間くらいで公開してくれなかったのか」という思いです。
・この女性の人権云々に配慮してのことだと思いますが、叔父の人権はどうなるのでしょうか?叔父は通り魔に遭ったような物です。通常の通り魔事件だったら、すぐに似顔絵とか写真が公開されるというのに…
・また、女性を目撃した人もその場に沢山いるはずですから、似顔絵とかモンタージュ写真は作れなかったのかと思います。

「警察の対応について」
・以前の「適法な対応で有り、問題がなかった」「妥当だった」という公式発表はいまだに撤回されていません。
・また、「男性(叔父のことです)が事件とは関係なかったことが確認できた」という警察からの報道発表は行われましたが、「誤認逮捕であった」または「無実である」との表現は一切していません。
・そのため現在でも公的には叔父の立場は「窃盗未遂の被疑者」のままとなっています
・一度逮捕されたという事実があり、その件が公的に「無実であった」と認められていないので「被疑者死亡」ということで公的な書類は止まっています。つまり、公的には叔父の名誉回復は行われておりません。(事件として成立するには「被疑者死亡」の状態で書類送検しなければいけないのでしょうが、さすがにこれは行われておりません)
・この立場を覆すには、警察が「誤認逮捕」であることを認める(そのためには上のように公式見解を訂正することになります)か、例の事件のきっかけとなった女性が出てきて事実が明らかにならない限り残念ながら困難と思われます。
・なお、現在は専従捜査員は置かれていないそうです。

「逮捕した警察官について」
・色々言いたいことは有ります。ですがせめて叔父の墓前に手を合わせてもらいたいと思います。
・ただ、警察という組織では、それ自体も難しいようですね…
・警察官が制圧姿勢で押さえつけているとき、叔父は警察官に対し「違う…」とだけ言ったそうです。(警察に聞きに行った親族から聞きました。これが叔父の最後の言葉になります…)
・この時、既に「泥棒」と叫んだ女性は姿を消しており、本人が「違う」と行っているにもかかわらず、何故事情も聞かずに押さえつけていたのか?これについての説明はいまだに有りません。

「事件のきっかけとなった女性について」
・今回公開された写真はかなり不鮮明ですが、これで何か情報が集まればと期待しています。(ただ、事件の風化度合い、また関係者の記憶が薄れかけてきている今では、この一、二週間で新情報が無けれそれ以上は期待できないと思っています)
・当然ですが、遺族、親族含めこの女性に心当たりは全くありません。
・事件の異常性から考えて、もし、女性が出てきてもまともな証言が取れる状態なのかどうか…という点を非常に危惧しています。
・もし、女性が正常な状態であったとしても、正直に全てを話してくれる可能性も薄いとも危惧しています。(嘘の証言をして、それをもって警察が自分たちの行為を「適法な行為」であったと言うことの証拠に使われてはたまりません。いくら何でもそれは…と思いたいですが…)

「マスコミについて」
・今回の画像公開で大きく扱ってくれた新聞も有り、事件を風化させないためにも今後とも折りを見て取り上げていって頂きたいと思っています。
・法要後、画像公開について取り上げられた新聞(毎日、読売、朝日、中日、伊勢の各紙)に目を通しましたが、毎日などは非常に大きく取り上げていただいています。
・ただ、今回はやや大きめに取り上げられていますが朝日新聞については少し疑問に思っています。
 朝日は(その是非、論理の適当性は置いて)「権力にかみつく」という姿勢を持っていると思っていたので、今回のような事件は格好の素材だと思うのに、他紙に比べると今までは一番扱いが小さく量も多くありません。
 また、第一報で唯一「窃盗犯が逮捕された」として叔父を「窃盗犯」と報道した新聞でも有ります。(第一報の記事はWeb上にもどこにも残っていませんでした。他紙は裏付けをとってから載せたようですが、朝日のみ警察発表文をそのまま載せたように感じます)
 会社の方針という物があるのでしょうが、日頃朝日に抱いていたイメージ(好き嫌いは別として)とはかけ離れた態度なので少し疑問に思いました。

まだまだ言いたいことは色々有りますが、自分の中でも整理仕切れておりません。

コメント、トラックバック、メールなどでメッセージを下さった方々、リンクして下さった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

2/19追記:この女性が既に他地方へ引っ越ししている可能性も有ります。
ですが現時点で報道された物を見る限り、今回の報道は三重を中心とした地方ニュース、新聞の地方欄でしか流れていないようです。
できましたら、この件を広く知らせるためにも、このカテゴリや記事へのリンクをお願いします。

01:28 AM [四日市誤認逮捕事件関連] | 固定リンク

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» 四日市市誤認逮捕事件 [兎のたわむれ、戯言遊び から]
突然のトラックバック、申し訳ありません。 とても気になっていた、現在も気になっている事件でしたので、 取り上げさせていただきました。 叔父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。... 続きを読む

受信 Jul 14, 2005 5:04:42 PM

コメント

こんにちは、初めまして。
当初からこの事件、なぜもっと積極的に県警は捜査を
しないのか、憤りに近いものを持っていました。
たまたまこちらを昨日拝読したのですが、
お気持ちを察すると、こちらまで涙が出ます。
つたない愚痴だけのサイトですが、トラックバックさせて
いただきました、事後報告ですが・・・・。
同じ三重県人として、三重県警の姿勢には疑問です。
出来る限りでの真相解明への協力が出来ればと思います。
そして、叔父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿者: 遙ゆーり (Feb 19, 2005 9:45:47 AM)

>遙ゆーりさん

コメント、トラックバックありがとうございます。
私のこのblogも、普段は努めて普通の生活、趣味についての記述をするようにしておりますが、この件に付いてだけは冷静さを欠いてしまいます。

愚痴なども多くなるかもしれませんが、これからも時々はこの件についての情報を書いて行くかと思いますので、時々でも見て頂けたら幸いです。

投稿者: はやとも (Feb 20, 2005 9:56:18 PM)

どうも、初めまして。
かなり前にこの事件を耳にして、以来経過を見守っていた者ですが、どう見ても異常な事件ですね。
私は基本的に、政府よりの意見の持ち主ですけど、こう言う事件を見ると、駄目官僚が日本を駄目にしたという思いが強くなります。

現行犯逮捕は、犯罪事実が明らかだからこそ、現場の判断でできる行為です。
身柄の確保までは必要にしても、苦しんでいる老人に乱暴し殺すなど、警察どころか人間として異常ですし、その間に肝心の女性が逃げてると言う事に、警察は何も疑問を持たなかったのでしょうか?
また、犯罪事実の確認がおざなりだったから発生した誤認逮捕であり、にも拘らず逮捕された方が死亡となれば、これは立派なリンチです。
警察は逮捕が仕事で、現場で被疑者を裁く権利があるわけではない。
最終的な司法判断は裁判所の仕事です。

警察の事後の行動もまた、裁く側で裁かれる事がない立場の驕り、自浄能力の欠如を露呈してますね。
警察は犯罪を取り締まり、これを以って秩序を守るのが仕事であり、組織だって犯罪を隠蔽するのは仕事ではありません。
私の身内にも警察官がいますが、正直、こう言う独善や自己反省のない組織には長居して欲しくないですね(生活もあるので無理でしょうが)

身内の方のご心痛いかばかりかと、察するに余りあります。
信じるべき警察組織に裏切られるとは、何と皮肉な有様でしょうか。
叔父上のご冥福をお祈りしております。
長筆乱文をご容赦下さい。

投稿者: 通りすがりさん (Apr 25, 2005 9:10:59 PM)

初めまして、初書き込みをさせて頂きます。
こんな事件は、あってはならない事です。
初めてこの事件を知った時、悔しさと腹立たしさと
悲しい思いで胸が一杯になりました。
…絶対に犯人の女は見つかるはずです。
犯人 と言う言葉をあえて使います。
この事件をずっと、忘れません。
この犯人の女を決して、忘れません。
一日でも早い事件解決をお祈りしています。
お見苦しい書き込みをお詫びします。大変、失礼致しました。

投稿者: 木綿 (May 4, 2005 3:13:17 AM)

真実はいつか白日の下に現れます、

おじ様は、自称「善良なる市民」という、新大政翼賛会、新日本ナチスによって、なぶり殺しにされました。
逃げた女や警察も悪いが、何の証拠もないのに犯人呼ばわりする周りの連中っていったいなんでしょうか。人間のつもりでしょうか。

聞くところによると、とび蹴りまでくらわせた奴もいるとか・・。まずそいつを特定して名前と写真をネットにさらす必要があります。
正義の名を借りてやりたい方題する奴をこの国で生きていけなくさせる必要があると思います。

残念ですが、人間は、同じ目に会わなければ決して、その人の痛みや苦しみをわかりません。
おじ様を取り囲んでリンチした自称「善良なる市民」には、同じくリンチしておじ様の苦痛を味わわせなければ、決してその苦痛を理解できず、同じことを繰り返すのです。例えば公園のホームレスをなぶりものにするとか・・。
親族のかたとしては面倒なことに巻き込まれたくないかもしれませんが、やはり大規模な訴訟団などを組織しなければ、おじ様のような悲惨なめにあう人はこれからも現れるのでしょうね・・。

投稿者: カンク (May 8, 2005 3:30:15 AM)

>通りすがりさん、木綿さん、カンクさん

コメントありがとうございました。
コメントへのお礼が遅れ、誠に申し訳有りません。

こういったようにコメントを頂けるということは、まだまだこの事件は風化していないという思いで、少し安心しております。

この件については、以前に書き込みしてから、「全く」進展しておりません。

>カンクさん
飛び蹴りという話はどちらでお聞きになったのでしょうか?
私自身はそのような件は聞いておりませんが…
(おそらく、ネット等で誇張して書かれた内容ではないかと推察されます)

ただ、飛び蹴り云々は別にしても、取り押さえた人については、せめて「何があったのかを声を上げた人に確認する」、「声を上げた人が消えた段階で、何かおかしいと気付く」くらいのことをしてくれたらこんなことにならなかったのではないか…と思うと悔しくてたまりません。
また、引き渡された警官については、もう「どうして基本的な事を確認しなかったのか?何をしていたのか?どうしてこうなるまで気がつかなかったのか?」という疑問と怒りを持っていますが、これについて納得のいく説明は未だに何も有りません。

投稿者: はやとも (May 8, 2005 12:23:12 PM)

お返事ありがとうございます。
この事件は風化しておりませんし、させてはいけないと思います。

現在の日本では、特殊な職権や特権的な発言力を持つものが問題を起こす傾向があるように思います。
先ごろの例で言えば、保護観察中の犯罪者の監禁事件や、脱線事故後ののマスコミの暴言などが目新しい所でしょうか。

監禁事件に関しては、以前にも悪質な犯罪を起こしていた犯人が、奇妙な温情判決の恩恵を受けています。
地元の有力者の身内であるとか、祖父が警察署長であるとか言う噂もあります。
一部マスコミも又、発言力を背景に横暴や事実の曲解、悪質な世論の誘導など、問題視され始めています。
双方共に、他者を批判又は取り締まる立場であり、取り締まられる事のない人々です。
だからこそ自浄能力が問われるべきでありながら、しかし、現状はお寒い限りとなっています。
叔父上の事件の背景には、こうした権力側にある者の驕りが感じられてなりません。

早く本道に立ち返り、認めるべき非は認め、故人の名誉を復活せしめる事こそ、いま警察が為すべき事ではないでしょうか。
もちろん、件の女性の確保も急務なのは言うまでもないですが。
警察に限らず、この件で叔父上を陥れ、或いはリンチ(あえてこう書きます)にかけた人々には、善良な人物の生命と名誉を損なった責任は、どうやったら償えるのか、じっくり考えて欲しいものです。

長文、並びに感情的な書き込み、大変失礼しました。

投稿者: 通りすがりさん (May 14, 2005 11:30:04 PM)

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